① 中尊寺 (世界文化遺産の構成資産)
俳人・松尾芭蕉が、後世に残る名句を残した、金色堂があるお寺です。
【五月雨の ふり残してや 光堂】
春は綺麗な桜が咲く本堂
夏は四代泰衡の首桶から見つかったハスの種を現世によみがえらせた中尊寺ハス
秋は境内の参道の紅葉が彩り豊かになり、《紅葉銀河》というライトアップも開催
冬は全国に新年の除夜の鐘も届けている鐘撞堂
《月見坂》は何百年も観光客を魅了してきた杉林が一年中楽しめます
② 毛越寺 (世界文化遺産の構成資産)
平安時代の見事な浄土庭園を体感できるお寺です
春は平安時代の歌あそび《曲水の宴》を開催
夏は送り盆に先祖供養などの願いを込めた灯篭を庭園に浮かべる法灯会
秋は境内の紅葉が赤く染まり庭園に見事に反射します
冬は雪が浄土庭園に積り、白銀の見事な世界観が表れます
③ 高館義経堂
名将・源義経が住居を構え終焉の地ともいわれており、
俳人・松尾芭蕉が、後世に残る名句を残した場所です。
【夏草や 兵どもが 夢の跡】
階段を上ると、雄大な北上川の流れと束稲山が表れ、その眺望は平泉随一をいわれています。
境内にある石碑には名句と共に《奥の細道》の一節が刻まれております。
④ 無量光院・観自在王院跡 (世界文化遺産の構成資産)
無量光院
宇治の平等院鳳凰堂を模して建てられました。
本堂は火災で焼失し礎石のみだが、中島と池の復元が進んでいます。
当時の本堂の背後にある金鶏山に、夕日が沈むように設計されており
その様を浄土ととらえ、現在も体現できる場所です。
観自在王院跡
二代基衡公の妻が建立。
平安時代の庭園の作法でつくられ極楽浄土を表現した庭園
春になると様々な種類の桜が咲き、夏は多くの祭りの会場として使われます。
⑤ 達谷窟毘沙門堂
征夷大将軍・坂上田村麻呂公によって創建された御堂です。
京都の清水寺をまねた懸崖造りで、窟堂としては日本一の規模を誇ります。
岩面大仏は、11世紀に彫られたといわれる大磨崖仏[だいまがいぶつ]。
高さ約16.5m、顔の長さ約3.6mもの貴重なもので、「北限の磨崖仏」として有名。